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2021.03.16

100点を目指すと不動産は買えない

普段お住い探しのお手伝いをしていますと、物件が決められない“物件迷子”になってしまう買主さんが少なからずいます。

 

お客様は、資産性、駅距離、利便性、住環境、予算内に収まっている等など、条件を満たした物件でも「他にもいい物件があるかも」「なんとなくこれでない気がする」「やっぱりもう少し考えてみます」と様子見をしてしまいます。

 

買主さん自身も「希望通りの物件だとは思うですけど…」と、ご自身でも戸惑いがあります。

契約に踏み切るのが怖いというような心境になるのかもしれません。

 

お住い探しの初期段階ではよくある心境です。

「まだ、見始めたばかりだから」、「他にも良い物件があるかも」「もうちょっと待とうかな」と先延ばしした結果、失敗した…ということもあります。

今回は、家探しにおける買主さんの気持ちや見送るリスクをみてきましょう。

 

 

不動産は70点で検討しよう!

 

【100点を目指すリスク①】

希望に見合う物件が少なく、いつになっても物件が買えない。

 

物件を見送っても良い物件が頻繁に出てくれば問題もないのですが、そんなに甘くありません。

特に昨今は立地の良いものはすぐに売れていってしまいます。

 

また不動産は同じものがありません。

マンションなら同じ部屋のタイプで上下に移動すれば同じ間取りはありますが、眺望陽当たりなど環境が大きく変わります。

新築でもない限り、同じ間取りの中古は早々売りに出ません。

 

戸建ての場合は、道路の幅、向き、接道の長さ、隣地までの距離、建物性能はまちまちで、全く同じものはないと言ってよいでしょう。

 

ですから、「悪くないけどとりあえず様子見しよう」と見送ったのち、半年1年以上も物件が買えない、「今考えればやっぱり買っておけば良かった」ということもよくあります。

 

自分の希望条件に100%あてはまる物件ほぼありません。

不動産ポータルサイトに掲載されている物件はたくさんありますが、ご希望条件に合う物件は意外と少ないものです。

ポータルサイトに掲載されている物件100件あっても、気になる物件は5~6件ぐらい。

見に行ってみたいものは、2~3件、欲しい買いたいと思える物件に出会えるのは、1件ぐらいではないでしょうか。
ですから、100点を目指さず、あなたの希望条件に70%見合っている物件は検討していきましょう。

お住まいになってから、改善できることは工夫をおこない、より住みやすいようにしましょう。

 

 

【100点を目指すリスク②】良い物件はすぐに購入されてしまう。

 

物件が出てくるのを、今か今かと待っている潜在的な買主様は各エリアにいるものです。
このマンションに売りが出たら購入したい、○○丁目の土地が売りに出たらすぐに検討したい…、と待ち構えているお客様も人気エリアは相当いらっしゃいます。

 

だからこそ、魅力ある新着物件が出てきた場合、すぐに売れてしまうことが多いのです。

早ければ、その日に買付申し込みが入り「契約予定となりました」 といったことは日常茶飯事です。

 

「こんなにすぐ何千万円もの買い物を決める人いるの?」と思われるかもしれませんが、買った方からすれば、そのエリアでずっと待っていてやっと出たという心境です。

 

エリア限定で探され一度でも買い逃したことがあるお客様は、常に情報をウォッチしており、動きがとても速いです。特に人気エリアであればなおさらですので注意が必要です。

 

【安易な見送りリスク】

過去の物件に引っ張られ動けなくなる

購入出来る状態だった物件をなんとなく見送り、その後も色々物件を見ていくと、過去に気に入った物件が“自分の購入基準”になってしまうことがあります。

人間の当然の心理として、「見送った物件よりはいい条件で買いたい」という気持ちに陥ります。
そのまま他の物件を見ていく中で「やっぱりあの時の物件買っておけば良かった…」と後悔することもあります。

 

当然不安があるのでなれば無理に購入する必要はありません。

ご購入意思があるのになんとなく“これ逃したら後悔するかも”という物件が出てきたら、安易に見送るのではなく、あなたが不安に思っていることや悩みをあなたが信頼のおける不動産エージェントに相談し、見逃さないようにしましょう。

 

 

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